イザヤ書

2007.07.02

神の光

闇の中を歩む民は、大いなる光を見/死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。(イザヤ書 / 9章 1節

この預言者の言葉は、マタイによる福音書第4章に引用されている。主イエスが、荒れ野から帰られたあと、ガリラヤで伝道を始められたことを伝える記事である。

主イエスが私たちの所に来られたのは、この預言が成就するためであったと、福音書は伝えている。
さて、この時に、主イエスは、言われた。
「悔い改めよ。天の国は近づいた」
「天の国」とは、「神の国」のことである。もとの言葉から言えば「神の支配」と考えてもいい。
イザヤはそれを「光」という。
闇の中、罪の闇の中にいた私たちに、光がさす。それは、いきなり私たちを照らすのではなく、最初は気づかないくらいに、かすかに光っていた。が、どんどんと光を増し、あっという間に、私たちに近づいてきた。
暗闇の中にいた私たちは、闇の目が慣れていたので、初めは、その光を光として認めることが出来なかった。しかし、見よ、これこそ、神の国が放つ光、神の義が放つ光。
光の中で、私たちの闇の部分は、明らかにされた。しかし、それは、神が闇の中から光の中に立ち返れとの御言葉となった。また、死の影にうずくまっていたものも、その光に照らされた。光を見たものは、闇から光へと目を移した。たとえ、死が私の目の前に迫っても、闇ではなく、光を見ることを知ったのである。それは、どのような苦しみの中でも、生きる希望を見いだす道しるべとなった。
光を受けた人々は、その光を携えて、さらに闇を照らすために派遣されていく。
あなたも、この光のもとに来て欲しい。あなたも、この光を携えて、世の中を照らすものとなって欲しい。
それが、主イエスが私たちに命じられたことなのである。

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2005.10.24

あなたに輝きを

今、あなたは知らなかった国に呼びかける。あなたを知らなかった国は/あなたのもとに馳せ参じるであろう。あなたの神である主/あなたに輝きを与えられる/イスラエルの聖なる神のゆえに。(イザヤ書 / 55章 5節)
 神は預言者を通して、イスラエルの神の解放を告げています。イザヤ書55章の冒頭の言葉は、そのような民への、招きの詞です。さらに、全ての国の民にも呼びかけられるのです。
 この中で、心に響く言葉の一つは、「あなたに輝きを与えられる」ではないでしょうか。「あなたは輝いているね。」と言われたい。また、輝いている自分で痛いという願いを持っている人は少なくないと思うのです。が、私たちは、少しも輝いていない自分を良く感じるのです。なぜ、輝くことが出来ないのでしょう。
 先の、イザヤ書の言葉からすれば、ここでの「輝き」は神から与えられるものです。英語の聖書ではここをhe has glorified you.(NRS)と訳しています。この輝きは、神様の栄光の輝きなのです。私たちから輝きを奪っているものは、罪の縄目、すなわち、神を神として崇めない私たちの罪ではないでしょうか。私たちは、真の神の前に立ち返る時にこそ、神様の栄光、真の輝きを与えられるのだと思うのです。

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